覚醒時血中濃度の推定

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目的:
患者が全身麻酔から覚醒(音声刺激で開眼)する際のプロポフォール血漿中濃度(Cp)を推定する。

使用方法
(1)維持期におけるEleMarsh血漿中濃度を入力する(必ず定常状態に達していることを確認する)。
(2)その時点での状態エントロピー(State Entropy, SE)の数値を入力する。
(3)アルゴリズムが患者個人のプロポフォール感受性に基づき、麻酔覚醒時の血漿中濃度の範囲を推定する。

注意事項
(a)本アルゴリズムが推定する覚醒時Cpは、最小限の外的刺激を前提としている。実際の覚醒濃度は、刺激の強度、疼痛の程度、筋弛緩薬の使用状況、併用薬剤などによって影響を受ける可能性がある。
(b)本アルゴリズムは手術時間が60分を超える症例で検証されている。手術時間が短い場合、推定結果の精度が低下する可能性がある。

文献